木材は、自然のままの素材であり、コンクリートなどと比べて製造や加工の際の二酸化炭素(CO2)の排出量が抑えられます。
また、樹木として成長している間は、私たちの生活の中で発生する二酸化炭素(CO2)を吸収するとともに、樹木の中に炭素を蓄える(炭素固定)ことによって、地球温暖化対策にも大切な役割を担っています。
さらに近年では、チップやペレットなど、また薪の利用も見直されるなど、自然の恵みを有効利用したエネルギー源(木質バイオマスエネルギー)としても注目されています。
木材が身近にある生活は、私たちにいろいろな良い影響をもたらしてくれます。
現時点で、その効果が科学的に証明されているものはまだ多くありませんが、今まで「何となく」感じていた木の良さや魅力が、根拠のある効果として次第に明らかになってきています。
これまでも代表的な建築材料である木材ですが、最近は機能面だけでなく、デザイン面からもあらためて注目されています。
木材は適切にメンテナンスすれば、建物の外壁など屋外でも長年にわたって使うことができます。