こんにちは!

今年も早10月。まだまだ暑い日もある中、ところどころ秋の気配を感じるようになってまいりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

10月といえば「神無月」とも言われ、日本中の神様が島根県の出雲大社に集結する月(そのため、島根県では逆に10月は「神在月」と呼ばれるようです)としても有名ですよね。

ちなみに出雲大社は平成12年~13年にかけて発掘された、「宇豆柱(うづばしら=3本1組となったスギの大木)」の存在から、かつてはかなりの巨大神殿だったのではないか、と考えられています。日本は昔から木を使う技術に優れていたんですね。

そんな日本において、10月は木材利用促進月間でもあり、全国各地で「木づかい」に関するイベントも実施予定です(こちらからご覧ください。新型コロナ対策をお忘れなく!)。

そしてなんと!この記事が配信されている本日10/8(金)は「木の日」ですなぜかって?木という漢字が「十」と「八」で出来ているからです。そう、まさに10/8は国産木材活用を始めるには最良の日!笑

(ちなみに東京都と包括連携協定ワイドコラボ協定を締結しているFacebook Japan様も「木の日」に関するコラムを掲載されています。こちらからご参照ください)

・・・まあ、きっかけはともかく、これまで以上に多くの方が木材に、とりわけ国産木材に親しんでいただき、様々な場面で国産木材をご活用いただく機会が増えればいいな、と筆者は考えております。

「国産木材活用」、これを実現するには川上から川下まで、各自治体や事業者、はたまた国なども含め、連携した取組が必要となってくるものです。

そこで「民間建築物等における木材利用の推進」に取り組む官民連携の協議会ウッド・チェンジ協議会第1回会合が9/13(月)に開催されました。

冒頭、事務局を務める農林水産省の野上農林水産大臣(当時)は「民間建築物における木材利用を促進するためには、川上から川下まで、各界の関係者が一堂に会し、木材利用の拡大に向けた課題や解決方法などについて認識を共有し、意見交換を行うことが重要であると考え、本協議会を立ち上げることとした。産学官の連携の下、日本の森林が元気になる木材利用を進めていただくことを期待したい。」と述べました。

また、本協議会の会長を務める隅 修三氏からは「日本中の中高層ビルの木造化を推進しようと取り組んできた。木でビルが建てられるわけがないという日本人の常識、特に施主の常識を覆すこと、建築基準法も含めて様々な規制を改革すること、供給から需要までのスムーズな流れを作ることもポイント。林業の復活は、若者の働く場所を作り、地方から日本を元気にすることにも繋がり、2050 年カーボンニュートラルの達成にも貢献する。今後、各界のそれぞれの取組を、特にユーザーサイドの木材需要に対する意見を存分に伺い、認識を共有し、官民一体となって民間建築物における木材利用の取組を推進していきたい。」とのご挨拶がありました。

その他、川上から川下までの各団体による取組発表、参加団体による活発な意見交換が行われました。

【会合の様子(一部オンライン参加にて実施)】

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 (左:野上農林水産大臣(当時) 右:隅会長)    

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今後、このウッド・チェンジ協議会とも連携しつつ、国産木材需要の更なる創出、供給体制の整備にワンチームで取り組んでいきます!皆様も身の回りの家具等、出来るところから少しずつ国産木材の活用にご協力いただけると幸いです。よろしくお願いいたします!

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