東京都では、東京と他の地域が、それぞれの持つ力を合わせて、共に栄え、成長し、日本全体の持続的発展へとつなげていく「共存共栄」を目指しています。
そのために、東京都では、東京だけでなく他の地域の発展にも結びつく様々な施策に、各自治体と協力して取り組んでいます。その取組の一環として、全国の自治体へ直接訪問し、東京都との連携や政策全般にわたる意見交換を積極的に行っています。
今回は、5月28日(木曜日)から29日(金曜日)にかけて福井県を訪問しましたので、その様子をご紹介します。
一行は、北陸新幹線で福井駅に向かいました。東京駅から北陸新幹線「かがやき」に乗車し、3時間程度で福井駅に到着しました。
福井駅に到着すると、駅構内に「フクイラプトル」の全身骨格の展示が!この他にも、福井駅周辺には恐竜のモニュメントがたくさん設置されています。
なぜ福井駅にはこんなにも多くの恐竜のモニュメントが設置されているのでしょうか?
それは、今回の訪問先である福井県が「恐竜王国」とも呼ばれる、恐竜化石の一大産地だからです!日本国内で発見された恐竜化石の約80%が福井県で発見されており、福井県で初めて発見されたことから「フクイ」を名前に冠する恐竜も複数存在しています。
今回の訪問の1日目には、そんな「恐竜王国」・福井県に新設された、福井県の地域資源でもある恐竜を研究・教育対象とする福井県立大学の恐竜学部を訪問しました。
最初に一行が向かったのは、勝山市にある福井県立大学勝山キャンパス。このキャンパスには、令和7年4月に開設された「恐竜学部」の2年次以降の教育・研究拠点が置かれています。
勝山キャンパスは福井県立恐竜博物館に隣接しているため、同博物館の研究員による講義や施設の相互利用をはじめとする物的資源の連携など、同博物館と一体化した教育プログラムを提供することができるという強みも持っています。フィールド実習として、福井県立恐竜博物館の発掘調査に同行することもあります。
また、キャンパス棟の設計は隈研吾氏によって行われ、恐竜の骨格をモチーフとした天井の梁や地層をイメージした外壁など、学部の特色は意匠にも反映されています。
今回の視察では、その「福井県立大学恐竜学部」について、勝山キャンパス企画サービス室長からお話を伺い、キャンパス内を案内していただきました。
福井県立大学恐竜学部は、日本初の恐竜学部として令和7年4月に開設されました。学科は「恐竜・地質学科」の1学科で構成され、恐竜学や地質・古環境学などを学ぶことができます。恐竜学部に入学した学生は、1年次は永平寺キャンパスで学び、2年次から勝山キャンパスで専門的な学びを深めていきます。3年次にはコース選択を行い、「恐竜・古生物コース」または「地質・古環境コース」に分かれ、より高度な専門知識と技術の習得を目指します。
学生への指導には、恐竜を専門とする教員4名のほか、地層や海底地層等を専門とする教員など、総勢約20名があたっています。
恐竜学部では研究設備も充実しています。キャンパス内には、大型CTスキャン装置を備えたCT解析ラボ、イメージングラボ、化石クリーニング室、古生物学作業室、3Dプリンター等が整備されています。これらの中でも、特に大型CTスキャン装置は、1mを超える大きな岩石であっても破壊等することなく内部構造を観察・解析することができます。大学の教育・研究施設としてこのような大型装置を備えていることはとても珍しいそうです。
また、国際的な視点に立脚した教育・研究を実現し、国際人材を育成するためのカリキュラムも設計されています。国外の博物館や研究機関とも連携を深め、海外の発掘現場でのフィールドワーク実習なども進められようとしています。
11月7日には、恐竜学部の学生が自ら発案した勝山キャンパスでの大学祭「第1回恐竜祭」の開催が計画されています。恐竜をテーマとした学生と地域のつながりの創出など、恐竜学部を起点とした地域活性化も期待されています。
前述のとおり、福井県立大学 勝山キャンパスは福井県立恐竜博物館に隣接しています。博物館では、福井県で発掘された恐竜等についての展示が行われているほか、恐竜学部に関連した「福井県立大学恐竜学部 オープンラボ」の一室が設けられています。
そのため、恐竜学部についての説明を伺って勝山キャンパスを後にした一行は、福井県で発掘される恐竜、そして隣接する恐竜学部との関連事業についての理解を深めるため、この日2か所目の視察先となる「福井県立恐竜博物館」に立ち寄りました。
到着した一行は、まず、博物館内にあるレストランで昼食をいただきました。恐竜博物館ということもあり、メニューは恐竜にちなんだものが盛りだくさん。恐竜をテーマにしたメニューの他に、福井県のご当地グルメも提供されています。
福井県立恐竜博物館は、2000年7月に開館した、恐竜を中心とする地質・古生物学の博物館です。2023年7月にはリニューアルオープンを迎え、2026年6月には入館者数が1,600万人を超えました。ちなみに、博物館の設計は黒川紀章氏によって行われました。
博物館内に常設されている展示室は、「恐竜の世界」、「地球の科学」、「生命の歴史」の3つのゾーンから構成されています。実物の化石を用いたものを含む世界各地の恐竜の全身骨格や、地球の活動とそれによって生み出された岩石や鉱物等の地質学などに関わることについての展示、さらに、生命の誕生から進化の歴史に関する展示を見ることができ、大人でも満足できる見応えのある内容となっています。また、特別展示室では、定期的に様々なテーマの特別展も開催されています。
福井県で発掘された恐竜などについては、常設の展示室で「福井県の恐竜」コーナーとして展示されていました。ここでは、福井県が産地の恐竜の骨格標本(複製)や発掘された恐竜の化石を見ることができます。他にも、福井県勝山市で始まった恐竜発掘のきっかけや、福井県周辺の地層(手取群層)についても展示を元に学ぶことができます。
常設展示室の観覧を終え、館内にある「福井県立大学恐竜学部 オープンラボ」を見学しました。
オープンラボでは、福井県立大学恐竜学部の紹介に加えて、恐竜学部の教員・生物資源学研究科古生物学博士課程の学生らが行った研究実績の展示も行われています。今後は、このオープンラボをより一層活用できるよう、方策を検討していくとのことでした。
博物館内には、これらの他にも、化石の周りに付いた岩を取り除く化石クリーニング作業を間近に見ることができる化石クリーニング室や、化石の研究作業の体験をすることができる化石研究体験室、数多くの恐竜関連グッズが揃うミュージアムショップなど、コンテンツが充実していました。
館内各施設の視察を終えた一行は、博物館の外に出ました。博物館敷地内の屋外にも、化石の複製や恐竜のモニュメントが設置されています。
また、博物館横の駐車場には「新感覚XRバス WOW RIDE いこっさ!福井号」が停車していました。このバスは、JR福井駅と福井県立恐竜博物館間のルートを運行しています。走行中は車窓にAR(拡張現実)とVR(仮想現実)の映像が映し出され、ストーリー仕立てで紹介される福井県の観光地や魅力などについて、楽しく知りながら移動することができるようになっています。
福井県訪問1日目の視察はここで終了!
福井県において、恐竜が地域活性化の起爆剤となって新たな魅力やコンテンツの創出に繋がっていることを確認し、1日目の視察を終えました。
福井県訪問の2日目。
まずは、福井県庁へお伺いして意見交換を行いました。
また、意見交換の後には、北陸新幹線延伸後の福井駅周辺のにぎわいづくりや、福井県におけるものづくり産業とデザイン活用に関する施設を視察しました。
いよいよ、福井県庁の方々と意見交換です。福井城址の堀を越え、かつての本丸のあった場所に位置する県庁へ。この日は、未来創造部未来戦略課の皆様にご対応いただきました。お忙しい中、貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。
ここでは、未来創造部未来戦略課の方々との意見交換の際に伺った、福井県の取組の一部を抜粋してご紹介します。
【北陸新幹線延伸と波及効果】
2024年に北陸新幹線が敦賀駅まで延伸しました。延伸2年目の2026年3月末時点で、県外から県内全体への来訪者数は、対前々年比で約14%増加しています。県内の主要な観光地の来訪者数や観光消費額も過去最高を記録するなど、延伸から2年度経った現在も、波及効果は好調となっています。また、新幹線延伸前後から、JR福井駅前の再開発や県内における宿泊施設の建設計画、民間企業の拠点整備など、設備投資も積極的に行われています。
【スポーツ分野】
令和6年から「ふくい桜マラソン」を例年開催しており、県では、県民参加率40%・6,000人を目標としています。また、福井県をホームとして活動している、男子プロバスケットボールリーグ(B.LEAGUE(Bリーグ))のB2リーグに所属する「福井ブローウィンズ」のホーム観客動員数も右肩上がりで増えているなど、県内でもスポーツの浸透が進んでいます。
【「幸福度日本一」のふくい】
福井県では、以前からウェルビーイング(Well-Being)に力を入れて取り組んでいます。
客観的幸福度のランキングである「全国47都道府県幸福度ランキング」((一財)日本総合研究所)では、12年連続で福井県が第1位を獲得しています。さらに、主観的幸福度の調査である「ウェルビーイング調査」(デジタル庁)で2025年に第1位を獲得したほか、「ニッポンのはたらく地図」(パーソル総合研究所)の『はたらく幸福(実感)』部門でも2025年に第1位を獲得しています。
特に、「全国47都道府県幸福度ランキング」の分野別では、「教育(1位)」、「仕事(4位)」及び「生活(9位)」が充実しており、「子ども・子育て」と「経済的豊かさ」の指標でも上位となっています。
【「価値づくり産業」の創出】
福井県では、高付加価値企業の誘致・育成や技術開発を支援しています。産業技術総合研究所(産総研)の北陸初拠点となる北陸センターの誘致や、全国初となる自治体主導の人工衛星の製作・打上げなど、企業の様々な挑戦を後押ししています。
加えて、農林水産分野においても、スマート農業や先端研究の活用、稼げる農業の実現をはじめとする新しい価値づくりの創出に力を入れて取り組んでいます。
【福井県職員の働き方】
県職員の人材活用として、職員のチャレンジ応援と女性活躍に力を入れています。
福井県では30~40代の職員が「ディレクター」として登用され、職員自ら仕事を作って進行するという半独立的なかたちで働くことができる制度があります。
女性活躍については、県庁で率先して女性活躍を推進することによって、民間にもその流れを波及させようとしています。女性管理職を増やす取組や、男性職員の育児休業取得を促すことで女性が活躍しやすい環境を整備する取組にも力を入れています。
この日の意見交換では、以上のような福井県の取組以外にも、東京の発信力を活かした連携の可能性などをお互いに探りました。福井県と東京都の連携の更なる強化につながればと思いました。
福井県庁での意見交換を終えた一行は、この日最初の視察先である「東公園」に向かいました。
東公園は福井駅からほど近い場所にあり、ここには多目的アリーナである「福井アリーナ(仮称)」の建設が予定されています。
北陸新幹線の福井県延伸以前に、福井県商工会議所、福井県、福井市の3機関からなる県都にぎわい創生協議会が設立され、2022年に県都グランドデザインが策定されました。このグランドデザインにおいて、福井アリーナ(仮称)は、福井県の玄関口となる福井駅周辺の交流人口拡大とにぎわい創出を担う中核施設として位置付けられています。スポーツだけにとどまらず、コンサートやMICEなど、このアリーナを中心に県内外から多くの人が福井駅周辺に集まることによる地域活性化が期待されています。
一行が視察を行った際は、まだ整備準備中でしたが、この場所から福井駅周辺のにぎわいが生まれていく様子を想像し、東公園を後にします。
(出所:福井市ホームページ「福井アリーナ(仮称)の整備について」)
午後の視察先に行くため、一行は鯖江駅へ向かいます。
到着したのが正午頃だったため、この日の昼食は鯖江駅にあるお店でいただきました。
福井県産の蕎麦粉を使用して手打ちされたそばはとても美味しかったです。
ちなみに、福井県では、大根おろしなどをそばに乗せて食べる「越前おろしそば」が郷土料理として有名です。
腹ごしらえを済ませ、この日の2か所目の視察先に移動します。
この日、2か所目の視察先は、「福井ものづくりキャンパス」です。
福井ものづくりキャンパスは、福井県のものづくり産業の振興や人材育成の拠点として2016年に供用が開始されました。1階には、デザインラボ、研修やワークショップなどで使用されるワークルーム、展示スペースとしても使用できる多目的ホールがあります。2階には、ライブラリーや200人程度を収容することができる小ホールも整備されています。
そして、今回の視察では、福井ものづくりキャンパス内にある「デザインセンターふくい」でお話を伺いました。
デザインセンターふくいは、福井県工業技術センターのデザイン推進室と(公財)ふくい産業支援センターのデザイン振興部が運営する産業支援拠点です。前身となる「福井県デザインセンター」の時代も含めると、1990年代の初頭から県内産業のデザイン力向上に向けた活動が続けられています。
デザインセンターふくいが立地する場所は、越前漆器、越前和紙、越前打刃物、越前焼、越前箪笥など、福井県を代表する伝統工芸品の各産地から10-15km圏内中に位置しており、眼鏡や繊維などのものづくり産業が集積する地域にあります。こうした立地特性を活かし、デザインセンターふくいではものづくり産業に対する総合的な支援を行っています。
デザインセンターふくいでは、デザイン相談やセミナー・展示会の企画実施などソフト面の支援と、3Dプリンター等による商品デザインの試作などのハード面の支援の両面からデザイン支援を行います。①「ひとづくり」、②「ものづくり」、③「販路づくり」の3つを柱に、伝統工芸産業をはじめとする福井のものづくり企業の相談にワンストップで対応しています。持ち込まれた課題には、県内外のデザイナーやクリエイター、国や県をはじめとする全国のデザイン支援機関から構築されるネットワークを活用して解決にあたっています。
①「ひとづくり」
企業の人材育成のための勉強会、デザインに関する講座、高校生など若い世代に向けた学びの場づくりなどを通じて、デザイン思考を身に付けた人材の育成が行われています。
②「ものづくり」
企業からの相談に応じて適切なデザイナーを紹介するほか、デザインラボに設置された3Dプリンター、レーザーカッター、UVプリンターなどを活用し、アイデア段階の試作や商品開発も支援しています。眼鏡、漆器、刃物など、多様な分野での商品化に役立てられています。
③「販路づくり」
デザインラウンジ交流事業において、展示会や販売機会の創出など、県内外での販路開拓支援に取り組んでいます。例年、松屋銀座で開催されている「NEW FUKUI」という展示会では、現代のライフスタイルに合った福井の商品を紹介し、作り手が来場者と直接対話する機会も設けられています。販売の場で来場者から得た反応が、次の商品開発に生かされることもあります。
ここでは、こうした取組の中でも、特に「ひとづくり」に関係する「福井デザインアカデミー」について紹介します。福井デザインアカデミーは、商品開発や販売促進について演習を交えながら学ぶ実践型の人材育成講座です。受講者は、マーケティング、プロダクトデザイン、グラフィックデザインなどの専門家から、分析、設計、検証、伝達の流れに沿って助言を受けながら、課題解決に取り組みます。
この講座では、単なる座学にとどまらず、実践的な演習によりグループワークを重ねます。受講者は専門家の視点を学ぶだけでなく、異業種の参加者同士で意見を交わすことで、新たな視点から自社の商品やサービスを見直す機会を得ます。受講を通じて受講者同士のネットワークが形成され、カリキュラム終了後も地域内で相談し合える関係が生まれています。
また、受講者が講師に対して直接メールなどで質問・相談ができるなど、講師陣による受講期間中のフォロー体制も充実しています。
デザインセンターふくいの取組についてお話を聞いた後、「デザインアーカイブ」も案内していただき、展示されている商品とその作製経緯などについてもご説明を伺いました。
デザインセンターふくいの取組は、デザインを地域で課題に対する解決策を導き出していくための手段として位置付けている点に特色があります。地域の技術や素材、人材をつなぎ、新たな価値として発信していく同センターの活動は、ものづくり産業の可能性を広げる取組の1つといえます。
デザインセンターふくいの皆様、お忙しい中、お時間をいただきましてありがとうございました。
一行は、デザインセンターふくいを後にし、この日3か所目の視察先である「めがね博物館」を訪れました。
福井県は、福井市や鯖江市を中心に、国産眼鏡フレームで約95%のシェア(平成26年度 福井県工業統計調査)を誇る眼鏡の一大産地です。福井県が誇るものづくりの歴史・技術に触れるべく、めがね博物館を視察しました。
ときは明治時代、福井県足羽郡麻生津村生野(現・福井市生野町)。その地の豪農であった増永五左衛門とその弟である幸八は、農業による収入を得ることができない冬の農閑期にも地域の農家が収入を得られる手段はないかと考えました。そこで、大阪から眼鏡職人を招き、地域の人々を巻き込んで眼鏡づくりをはじめました。そして、農家全体に仕事が行き渡るよう、眼鏡の製造過程を作業ごとに細かく分ける「帳場制」と呼ばれる分業によって眼鏡産業が始まっていきました。
その後、眼鏡づくりは福井市から鯖江市をまたがる地域に広がっていき現在のような一大産地になるまでに至ります。また、1981年にはチタン素材を利用した眼鏡フレームの研究開発に乗り出し、福井市・鯖江市が世界で初めてチタン製眼鏡フレームの開発に成功しました。
めがね博物館では、こうした福井県内における眼鏡産業の起源・歴史のほか、眼鏡自体の変遷やかつて眼鏡づくりに用いられてきた器具についても知ることができます。
一行は、この日最後の視察先に向かうため、福井駅に戻ります。
今回の福井県訪問最後の視察先は、「ふくいクリエイティブホームCream(クリーム)」です。デザインセンターふくいが管理し、fucco(一般社団法人福井県クリエイター協会)によって運営されている、福井県内のクリエイターと街(企業・団体・生活者)をつなぐ交流拠点です。
今回の視察では、Creamの方からもお話を伺いました。
ここは、福井県内のクリエイターが、クライアントとの打ち合わせやクリエイター同士の情報交換を行う交流拠点となっています。Creamでは、クリエイターと企業・団体・生活者が交流や相談を通じて、「つくりたい」という気持ちを形にするために次の3つの取組が行われています。
1つ目は、企業・団体・生活者とクリエイターの橋渡しです。企業等がクリエイターと接点を持つ機会は必ずしも多くありません。そこで、Creamが橋渡し役となり、企業等がクリエイターに相談をすることができる「出会いの場」を提供しています。
2つ目は、企業とクリエイターのマッチングによる課題の解決です。デザインなどのクリエイティブな分野に課題を抱える企業と、活躍の場を模索するクリエイターとのマッチングをCreamが支援することによって、企業の新規事業創出や商品開発などを後押ししています。
3つ目は、クリエイティブ分野に関する情報発信です。Creamでは、クリエイター主催のイベントやワークショップなどを開催しています。クリエイターと街の人々が気軽に交流し、デザインやクリエイティブに触れることができるきっかけを設けています。
Creamが相談を受けるのは企業だけではありません。
行政職員がより良い施策立案・実施のために相談に訪れることがあるほか、行政の持ち込んだ課題に対してクリエイターが助言を行う行政機関向けの政策デザインワークショップも開催されています。
また、クリエイティブ分野に興味がある学生の進学・就職相談も無料で行われています。
「デザインセンターふくい」と「ふくいクリエイティブホームCream」を視察して感じたことは、福井県の取組で扱う「デザイン」という概念の幅広さです。造形などの意匠に対するデザインはもちろんですが、「仕組み」にもデザインの考え方を当てはめて応用する点は大変勉強になりました。
2日間の福井県訪問を通じて、福井県の恐竜資源を活用した地域活性化や、北陸新幹線延伸を契機としたにぎわいづくりの現場を視察することができました。また、福井県のものづくり産業を背景に展開されているデザインへの取組についても深く知ることができました。
東京都は今後も、全国各地との共存共栄を目指し、地域の魅力発信や相互連携を幅広い分野で進めていきます。
次回の訪問レポートもお楽しみに!