東京都では、東京と他の地域が、それぞれの持つ力を合わせて、共に栄え、成長し、日本全体の持続的発展へとつなげていく「共存共栄」を目指しています。

そのために、東京都では、東京だけでなく他の地域の発展にも結びつく様々な施策を、各自治体と協力して取り組んでいます。その取組の一環として、全国の自治体へ直接訪問させていただき、都との連携や政策全般にわたる意見交換を積極的に行っています。 

・・・ということで、佐賀県庁に引き続き6月28日(火)に福岡県庁にも訪問しました!

福岡県には、前回の訪問先である佐賀県から特急電車と普通電車を乗り継ぎ、約1時間で到着。
県庁は、約7万㎡の「東公園」内に位置し、県民の憩いの場となっています。

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○ 公園の中央では、高さ約6mの「亀山上皇銅像」が、園内を見守っています。
(福岡は元寇襲来の地。元軍襲来の際、伊勢神宮などに敵国降伏を祈願した亀山上皇を称え建立)

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○ 庁舎脇には「移動式水素ステーション」も発見
(2015年に完成。県内の水素ステーション数は、現在11か所まで拡大中

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県庁内に入り、企画・地域振興部の皆様と意見交換させていただきました。
県が推進する政策や県内情報について、お教えいただき、様々な分野の意見交換を行いました。

本ポータルサイトや国産木材の活用、HTT(電力をⒽ減らす・Ⓣ創る・Ⓣ蓄める)の取組など
都の取組にも真剣に耳を傾けていただきました。
今後の連携に期待が膨らみます!

ここでは、福岡県の進める政策の一つである「ワンヘルス」を紹介します!

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     ワンヘルスロゴマーク

「ワンヘルス」とは人の健康、動物の健康、環境保全は一つという考えのもと
さまざまな課題に対して、医師、獣医師、研究者、行政、企業、市民が一緒になり
解決していく取組のことです。

例えば、具体策の一つに「人と動物の共通感染症対策」というものがあります。

現在、人に感染する病原体(病気を引き起こすウイルスや細菌)は1,400種以上もあり、
その中には、新型コロナウイルス感染症をはじめ牛海綿状脳症(BSE)、鳥インフルエンザ、
エボラ出血熱など人と動物の共通の感染症が多数あります。

と、いうことは、感染を阻止するためには人だけではなく、人と動物への対策が必要
なるわけです。なるほど!
さらに、コロナ禍になる前からこの取組みを進めていたとのお話!!

「ワンヘルス」に関する条例も日本で初めて制定しており、この最先端の取組も含めて
これから色々と学ばせていただきたいと思います。

ワンヘルスに関する情報を総合的に発信する「福岡県ワンヘルス推進ポータルサイト」やTwitterとInstagramで、福岡県のワンヘルスの取組を紹介していますので、是非、ご覧ください。
ポータルサイト:https://onehealth.pref.fukuoka.lg.jp/
Twitter:
https://twitter.com/onehealth_fuku

Instagram: https://www.instagram.com/onehealth_fukuoka/

意見交換後には、県庁11階の福岡県の物産観光展示室「福岡よかもんひろば」も見学。
福岡県知事指定の特産工芸品・民芸品の数々が展示されていました。

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工芸品の周りは、色とりどりの写真で囲まれています。よく見ると・・・
なす(冬春なす生産量全国3位)、いちじく(作付面積全国3位)、ぶなしめじ(生産量全国3位)
いちご(作付面積全国2位)、甘柿(作付面積全国2位)、たけのこ(生産量全国1位)
キウイ(作付面積全国2位)など、食べ物の写真が沢山!

福岡県には、農産物などの特産品も数多くあります。
上記の他にも、福岡県の山の幸、海の幸をもっと知りたいという方はこちらのHPも、是非、ご覧ください。
「ふくおか農林漁業応援団」HPhttps://f-ouen.com/ouen/
 

(今度は食べ歩きをメインに、また行きたいなぁ~ふくおか 注:担当者のひとりごと)

東京都は、全国各地との共存共栄を目指し、幅広い分野で連携を一層進めてまいります!

次回の訪問レポートもお楽しみに!