東京都では、東京と他の地域が、それぞれの持つ力を合わせて、共に栄え、成長し、日本全体の持続的発展へとつなげていく「共存共栄」を目指しています。
そのために、東京都では、東京だけでなく他の地域の発展にも結びつく様々な施策を、各自治体と協力して取り組んでいます。その取組の一環として、全国の自治体へ直接訪問させていただき、都との連携や政策全般にわたる意見交換を積極的に行っています。
岐阜県庁に引き続き、1月17日に三重県庁へ訪問しました!
岐阜県から三重県へは、電車を乗り継ぎ、約1時間半で到着です。
▼三重県庁▼
県庁の写真をよく見ていただきますと、正面玄関の軒柱が木質化されていることがわかります。
三重県では、みえ木材利用方針に基づき、県内の公共建築物の木造・木質化に取り組んでおり、他の公共施設等の木質化のモデル事例とするため、県庁舎の柱を木質化したとのことです。
訪問した人が、県産材の良さを体感できる非常に良い取組だと感じました。
▼木質化された柱▼
早速県庁舎に入り、戦略企画部の方と意見交換を実施しました。
東京都と他道府県との連携事業の紹介など、共存共栄の取組について説明させていただきました。
三重県では、総合計画である「強じんな
▼三重県の総合計画「強じんな
☝ 画像をクリック(わかりやすい動画もあります)☝
その中で、三重県の課題についてお聞きしたところ、三重県の人口減少、特に女性の流出による社会減が大きな課題とのお話でした。2022年から人口減少対策の司令塔として戦略企画部に「人口減少対策課」を設け、人口減少対策の取組を進めていくとのことです。
「みえ元気プラン」によると、定住促進の取組として、DX推進等により自動車や半導体など県の主要産業の振興を図り、雇用の確保・創出を行うことや女性の県内定着を図るため、テレワークや副業など柔軟な働き方ができる魅力ある職場づくりの促進など幅広い取組を行っていくそうです。
意見交換の中で、人口減少対策は、各地域同士で協力し合い、日本全体にとってプラスになるような取組を実施することが大事というご意見がありました。日本全体にとってどのような取組がプラスになるのかという視点をこれまで以上に大切にしながら、業務に取り組んでいきたいと思いました。
その他にも三重県ではデジタル社会の実現に向け、2021年4月にデジタル社会推進局を設置したことや、常勤のCDO(Chief Digital Officer/最高デジタル責任者)を公募により決定したこと(全国で初めての取組!)などを通じ、取組を進めています。
三重県 デジタル社会の未来像
→ https://www.pref.mie.lg.jp/DIGITAL/HP/mie-digital2050.htm
三重県でのDX推進を理解する上でのキーワードは、県民の皆さんの心豊かな暮らしと地域の持続可能性を目指し、みんなの想いを実現する「あったかいDX」です。
「あったかいDX」を深堀するため、最高デジタル責任者である田中淳一CDOにインタビューさせていただきました。今後別の記事で紹介しますので、是非ご覧ください!
なお、総合計画の名前にもなっている「
(私も以前プライベートでお邪魔したときは、2泊3日で伊勢神宮、英虞湾などの観光地に行きつつ、おいしいものを毎日食べていました。)
▼伊勢神宮▼
なお、まだ先にはなりますが、2037年には三重県にもリニア中央新幹線が開通される予定で、東京からのアクセスもさらに良くなります。
魅力たっぷりの三重県に、ぜひ訪れてみてください!
東京都は、全国各地との共存共栄を目指し、引き続き幅広い分野で連携を進めていきます。
今後の訪問レポートもお楽しみに!!