東京都では、東京と他の地域が、それぞれの持つ力を合わせて、共に栄え、成長し、日本全体の持続的発展へとつなげていく「共存共栄」を目指しています。

そのために、東京都では、東京だけでなく他の地域の発展にも結びつく様々な施策を、各自治体と協力して取り組んでいます。その取組の一環として、全国の自治体へ直接訪問させていただき、都との連携や政策全般にわたる意見交換を積極的に行っています。 

今回は、11月8日(火)に宮城県庁へ訪問しました!
東京駅から仙台駅へ新幹線で1時間30分ほどで到着です。
バスに乗り換え、さっそく宮城県庁へ!

phot_miyagi_renrepo1.jpg

意見交換は、企画部のみなさまにご対応いただきました。
お忙しい中、お時間をいただきありがとうございました。

東京都が行っている連携事業についてご紹介し、
5Gネットワーク拡大の取組をはじめ、広く意見交換させていただきました。

宮城県からも、お隣の山形県と連携して行っている「未来を共に創る 新MYハーモニープラン」についてご紹介いただきました。(ちなみにMは宮城、Yは山形の頭文字です)

宮城県と山形県は全国的にも珍しく県庁所在地が隣接しており、圏域としての一体感があるそうです。

両県の連携によって活力と魅力にあふれた宮城・山形地域を創っていくため、平成19年に基本構想「みらい創造!MYハーモニープラン」を、平成30年に新たな基本構想「未来を共に創る 新MYハーモニープラン」を策定し、コロナ対策や若者の交流などの事業に共同で取り組まれています。

phot_miyagi_renrepo15.jpg

MYハーモニープランや構想に基づく事業の一例は下記リンク先から見ることができますので、ぜひご覧ください。

宮城県ホームページ『「新 宮城・山形の連携に関する基本構想」を策定しました』:https://www.pref.miyagi.jp/soshiki/seisaku/new-myplan18.html

宮城県ホームページ『宮城県×山形県連携イベント「若者交流企業訪問バスツアー」を開催します』:https://www.pref.miyagi.jp/soshiki/seisaku/r4miya-yama.html

他自治体とお互いの強みを活かしていくことは東京都が「共存共栄」に向けて目指している点でもあり、連携の事例として大変勉強になりました。

さて、意見交換の後には、さらに宮城県の魅力を知るべく県庁18階の県政広報展示室へ!

phot_miyagi_renrepo7.jpg

こちらの展示室には、県政の歴史がパネルやジオラマで紹介されており、期間毎に企画展も実施されています。

我々がお伺いした時には、企画展「宮城の伝統的工芸品の紹介」が行われていて、
仙台釣竿、切込焼、埋木細工など、様々な宮城県の伝統的工芸品が展示されていました!

phot_miyagi_renrepo4.jpg

下記ホームページで伝統的工芸品について詳しく紹介されています。ぜひご覧ください!
宮城県ホームページ『宮城の伝統的工芸品一覧』:https://www.pref.miyagi.jp/soshiki/shinsan/dento-list.html

「東日本大震災復興情報コーナー」も併設されており、復興に向けた取組や復旧の様子がパネルや映像などで紹介されています。

phot_miyagi_renrepo5.jpg

 

東京都では、被災地の復興支援の取組として、宮城県をはじめとする被災地への職員派遣や東日本大震災風化防止イベントなどを実施しています。

今回の訪問にあたり、震災被害や復旧・復興の歩みを知ることができる場所としてご紹介いただき、宮城県庁での意見交換後、地下鉄東西線荒井駅舎内にある「せんだい3.11メモリアル交流館」へ伺いました
こちらは、交流スペースや展示室、スタジオといった機能を通じて、みんなで震災や地域の記憶を語り継いでいくための場所として
仙台市が設置した施設です。
震災当時の新聞や関連図書、震災復興に関わる記録や展示など、様々なものを通じて、震災や被災地について知ることができました。

phot_miyagi_renrepo2.jpg

せんだい3.11メモリアル交流館ホームページhttps://sendai311-memorial.jp/

今回の訪問は、宮城県の取組や近隣県との連携について知るとともに、
発災からまもなく12年が経過する東日本大震災について、改めて振り返る機会となりました。

東京都は、全国各地との共存共栄を目指し、引き続き幅広い分野で連携を進めていきます。

次回の訪問レポートもお楽しみに!