東京都では、東京と他の地域が、それぞれの持つ力を合わせて、共に栄え、成長し、日本全体の持続的発展へとつなげていく「共存共栄」を目指しています。

そのために、東京都では、東京だけでなく他の地域の発展にも結びつく様々な施策を、各自治体と協力して取り組んでいます。その取組の一環として、全国の自治体へ直接訪問させていただき、都との連携や政策全般にわたる意見交換を積極的に行っています。 

高知県庁に引き続き、9月6日に徳島県庁へ訪問しました!
高知県から徳島県へは、高速バスが出ており、3時間程度で到着です。

    ▼徳島県庁正面玄関▼

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意見交換前に、県庁内を見学していると、阿波おどりの歴史や大阪・関西万博に関する展示を発見しました。

阿波おどりは、言わずと知れた徳島県を代表する踊りで、都内でも杉並区の高円寺で大会が開催されています。

また、大阪・関西万博は、関西広域連合の一員として徳島県も誘致に貢献しており、社会経済発展の実現のため徳島県一丸となってPRに取り組んでいるそうです。

  ▼徳島盂蘭盆組踊之図(江戸時代後期)▼

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【徳島県観光情報サイト 阿波おどり】
https://www.awanavi.jp/site/midokoro/awaodori.html

      ▼大阪・関西万博展示▼

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【2025年大阪・関西万博に関する徳島県の取組について】
https://www.pref.tokushima.lg.jp/ippannokata/kurashi/chihososei/7205534/

なお、徳島県では2025年大阪・関西万博に先行して、徳島の魅力を「まるごと」世界へ発信するため、「とくしまバーチャルパビリオン」を公開(プレオープン)しています。ぜひご覧ください。

【(大阪・関西万博)とくしまバーチャルパビリオン】
https://www.pref.tokushima.lg.jp/ippannokata/kurashi/chihososei/7206222/

 

県庁内を見学した後は、いざ意見交換へ!
意見交換では、政策創造部地方創生局長様を筆頭に関係部署の方も合わせて、7名の方にご対応いただきました。台風も近づきつつあるお忙しい中、本当にありがとうございました。

まずは名刺交換をさせていただいたところ、
なんということでしょう。皆様全員の名刺に「VS東京」の文字が。。。

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これはエライところに来てしまったと震えながら「共存共栄」の思いについてご説明すると・・・
「我々も根底には似た思いを持っているんです」とのお言葉をいただきました。

「VS東京」が目指すゴールは、東京などの大都市にはない徳島をはじめとする地方都市の価値を、自ら見つけて、産み出して、アピールしていくこととのことで、単に東京を敵とみなすのではなく、東京と全国各地が相互の強みや個性を生かすという点で、共存共栄に通ずる思いがありました。

【VS東京ホームページ】
https://www.vs-tokyo.jp/

ちなみに、VS東京のホームページは、「藍色」で彩られていますが、
徳島県は「県の色」を制定しており、「藍色」としています。
阿波藍は美しい色を染め出すことができ、江戸時代から全国市場に進出し、徳島の経済と文化に大きな豊かさをもたらしました。今でも徳島では、伝統を受け継ぐ藍師の手で、「阿波藍」が製造されており、その生産量は全国シェアの大半を占めています。

 ▼「藍とくしま」ロゴマーク▼

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7月は「藍推進月間」となっており、共存共栄ポータルサイトで紹介させていただきました。

【共存共栄ポータルサイト記事】
https://www.kyozon-kyoei.metro.tokyo.lg.jp/local-government/tokushima/post-135/

都内でも、東京都新宿区にある「リビングデザインセンターOZONE」内の「blue²@Tokushima LED∝藍」にて「藍」を見ることができます。ぜひお立ち寄りください!

【blue²@Tokushima LED∝藍について】
https://www.ozone.co.jp/space/tokushima/

 

意見交換では、国産材利用促進の取組や東京都が実施する相互PRなどなど、多岐にわたってお話をさせていただきました。

ここでは、徳島県が力を入れている「アワーケーション」についてご紹介します。

「アワーケーション」とは、「SDGs」や「心の豊かさ」や「ウェルビーイング(良く生きる)」を志向した「ライフスタイル」に注目が集まる今、徳島に惹かれた「人が人を呼ぶ」をコンセプトに、 ワーケーションを通して徳島県の「魅力発信」と「新たな人のつながり」、「新たな人の流れ」の創出を目指す取り組みです。

    ▼アワーケーションの一場面▼

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単なるワーケーションではなく、地域との交流やSDGsの取組を体感してもらうなど、学びや体験の要素を入れながら、企業や家族連れなど、多くの方に徳島を訪れてもらいたいと考えているそうです。
「徳島県Awarkation Program」ホームページやFacebook、Instagramでアワーケーションについて紹介していますので、ぜひご覧ください!

徳島県Awarkation Program:https://tokushima-awarkation.jp/
Facebook:https://www.facebook.com/people/
Instagram:https://www.instagram.com/awarkation_tokushima/

ぜひ、アワーケーションを通じて、徳島の魅力に触れてみてはいかがでしょうか。

東京都は、全国各地との共存共栄を目指し、引き続き幅広い分野で連携を進めていきます。

次回の訪問レポートもお楽しみに!