こんにちは!

11月となり、朝晩の冷え込みが厳しくなりつつあります。夏の暑さが嘘のようですね・・・

今年の夏にはなんといっても東京2020大会がありました!史上初の1年延期、無観客という中ではありましたが、大きな感動があったのではないでしょうか。

さて、この東京2020大会ですが、実は各所に国産木材が使用されていたことはご存じでしょうか?すぐ思いつくところでいえば、国立競技場がありますよね!建築家の隈研吾先生(R3.5.11開催の全国知事会 国産木材活用PT会議でもご講演いただきました)が設計に携わったこの競技場、なんと外周の軒庇に全国47都道府県の木材を方角に合わせて使用しているんです!

その他にも休憩スペースのベンチ等、様々な場所で「木」を感じられる建築物となっております。是非、1度足をお運びいただけますと幸いです。

そしてもう1つ、大会中に選手たちが滞在する選手村の中にある「ビレッジプラザ」にも多くの木材が使用されていました!

             【ビレッジプラザの内観】

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こちらには全国の63自治体から提供された木材を使用しており(東京都も多摩産材のスギを提供)、大会終了後はそれぞれの自治体に返却され、東京2020大会のレガシーとして公共施設等に活用されることが予定されています。

そして大会終了後順次解体が始まり、11月2日から各自治体へ木材の返却が始まりました。

(東京2020組織委員会のプレスリリースはこちらです。木材を提供した63自治体の記載もあります)

         【ビレッジプラザ解体の様子(写真:東京2020提供)】

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今後、皆様の街で東京2020で使用された証である焼印が入った木材を目にする機会もあるかもしれません。

さて、東京2020大会は終わりましたが、官民連携の「ウッド・チェンジ協議会」が発足し、10月に法律も改正される等、国産木材活用の促進に向けた環境がまずます整ってきています!

法改正により、これまでの公共建築物以外に加え建築物全体に木材建築促進の対象が拡大されています。

東京でも京橋や日本橋で木造ビルの建築が計画されるなど、着実に木材活用の輪は広がってきています!

読者の皆さまにおかれましても身近な木材に目を向けていただき、まずは出来るところから使ってみませんか?

(ちなみに東京都ではこのような形で木材を活用しています)

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